作文は上手く書こうとするな!『習うより慣れろ!』が鉄則
こんにちは。
艇学スクール福岡校で人物指導を担当している栗原です。
今回は文章(作文)の書き方についてです。
2次試験では、必ず作文を書かなければいけませんが、残念なことにスクール生のほとんどが苦手意識を持っています。
しかし、実際に2次試験を受けてみて、「うまく書けなかったけど合格した」「2~3行しか書けなかった人が合格していた」などという話を耳にします。
「それならば、作文はうまく書く必要がないので対策しなくても大丈夫だな」と思う人もいるかもしれませんが、やはり試験できちんと作文を書ければ2次3次試験最終日まで自信を持って試験に臨めるはずです。
また、養成所に入ってからも反省文を書いたりしたければいけませんし、ボートレーサーになってからも文章を書く依頼を受けたりするかもしれませんね。
そのためにも文章はきちんと書けた方が間違いなく良いですよね。
作文を書く時には、守らなければいけない基本的なルール(文字を丁寧に書く、漢字や送り仮名を間違えない、段落を使って書く、など)がありますが、それを踏まえた上で考えなければいけないのは「どのように書くかではなく、何を書くか」
になります。
要するに、うまく書こうとするのではなく、どのような内容を書くのが大切なことになってくるのです。
どれほど文章が流暢に書けていても、中身がありきたりのものでもあったり、平凡なものであったりすると、試験官からは評価されません。
また、作文を添削していてよく見かけるのが、エッセイや小説を書いているような文章になったり、論文を書いているような文章になったりしているものです。
これも試験官からは評価されないのです。
では、何が大切なのか?
それは「具体的な材料」です。
あなたのこれまでの経験談やエピソードが重要になってくるのです。
作文の課題は試験のその場でなければ分かりませんから、予測しておくことは不可能です。
そうなると、前回のブログに書いていた自己分析がとても重要なものになってきます。
どのような課題かが分からないのですから、「自分がこれまでに、どのような考えで何をやってきたのか」を思い出して、具体的なことをノートにできるだけたくさん書き出しておいて対処する必要があります。
また、自分では具体的だと思っていても、他人が読んでみて「何のことだか分からない?」では、相手に真意(本当に伝えたいこと)が伝わりません。
例えば、「部活動に本気で取り組んできました」と書いただけでは、相手は「???」となってしまいます。
自分が自主的にやったことについて、何をやったのか(What)、どのようにやったのか(How)を誰にでも分かるように書いてください。
難しいことだと思われるかもしれませんが、やはり何度も練習(訓練)をしておくことが大切になってきます。
今、学科試験や体力試験のために繰り返し勉強や練習しているのと同じように、文章も勉強と練習が必要になってきます。
「習うより慣れろ!」と言われるように、誰かに習ったり、誰かの話を聴いたりするだけでは物事を上達させることはできません。
これまでやってきた、勉強や部活動、アルバイトなどでも同じだと思いますが、人から教わったことを何度も練習しないと自分だけでできるようにならないのです。
文章作成も同じです。
とにかく練習して、誰か(身内ではなく、専門家)に評価してもらってください。
小説家のような文章を書く必要はありませんが、相手に真意(本当に伝えたいこと)を伝えられるようになってください。
あなたが書いた書類は、すべて面接試験で使われます。
面接官の興味を引く内容を作文で書けるようにしましょう!
あなたの個性が最大の武器になります。
この様に艇学スクールでは、一般社会でも必要となる表現力や人間性の強化のために、専門家からの指導をします。作文や面接に不安を感じる方には艇学スクール通学がお勧めです。
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「習うより慣れろ!」練習を繰り返して下さい。
それではまた更新します。
福岡校人物講師 栗原