国語:敬語は主語に注目、これが鉄則です!
こんにちは。艇学スクール東京校で学科講師を担当している太田です。
皆さん、テレビに出たいですか?
プロのレーサーになって、ガンガン勝って活躍して、人気が出ればテレビ出演なんてことも夢じゃないですよね。
でも、そんなときに言葉遣いがグダグダだったり、敬語の使い方がおかしかったりしたら、、、
本人のイメージダウンは勿論ですが、選手全員やボートレースそのもののイメージダウンにつながりかねないですよね。
だから、、、かどうかは分かりませんが、国語の試験では15問のうち1問、必ず敬語の問題が出ています。
出ると分かっていて勉強しない手はありませんよね。
今日はその敬語のお話です。
敬語の勉強法はとてもシンプル。
国語の参考書にはたいてい尊敬語と謙譲語の一覧表が載っています。私の手元にある薄い参考書でもやはり一覧表が載ってます。
まずはこれを丸暗記してください。丸暗記といっても20~30程度しかないので大したことありません。
以前はこの一覧表を丸暗記するだけで解ける問題も出ていましたが、今はもう少し応用力が試される問題が出ていて、「敬語の使い方の正否」を問うものが多いですね。
さあ、一覧表を丸暗記できれば、半分終わりです。あとは今から話すポイントを押さえて、参考書の練習問題を何周か解けば大丈夫でしょう。
それでは最初のポイント、尊敬語と謙譲語の違いです。これ、ちゃんと理解できていますか?
まずはここをしっかり押さえましょう。
尊敬語・・・素直に相手の動作に敬意を表す言葉です。そのままですね。
謙譲語・・・自分の動作をへりくだって、相対的に相手を持ち上げることで敬意を表す言葉です。
そして、ここで最重要ポイント、動作の「主語」に注目です!
尊敬語は相手の動作に敬意を表すので、主語は相手になります。
逆に謙譲語は自分の動作をへりくだるので、主語は自分になります。
つまり、正しい文章であれば主語を見ればその述語(動詞)が尊敬語なのか謙譲語なのかが分かるということです。
先ほどお話しした頻出の「敬語の使い方の正否」を問う問題でも、ここが重要なチェックポイントになります。
ここでもう一つ注意するポイントがあります。
謙譲語は自分の動作をへりくだると書きましたが、実際には自分だけでなく身内も含まれます。代表例は家族ですね。他にもサラリーマンなら社内の人は全員身内と同じ扱いです。
例えば、社内で目上の人のことを話すときはその人の動作には尊敬語を使いますが、社外の相手に話すときはたとえ社長であっても動作には謙譲語を使うということです。名前も呼び捨てです。間違えないでくださいね。
具体的にはこんな感じです。
社内で話すとき
「部長はもうすぐいらっしゃいます。」
社外の人に話すとき
「部長の〇〇(名前、呼び捨て)はすぐに参ります。」
どちらも部長が「来る」ことを表現していますが、「いらっしゃる」が尊敬語、「参る」が謙譲語でしたね。
なんだかビジネスマナー講座みたいになってしまいましたが、敬語の問題が出たら、まずは主語をチェック!そして述語(動詞)を確認!
これが鉄則です!!!
他にも丁寧語や助動詞「れる/られる」で尊敬を表すパターンもあるので参考書などで確認しておいて下さいね。
艇学スクールでは過去の問題を徹底分析。授業の中で出やすいポイントをどんどん解説していきます。
学科に自信がない人、艇学スクール通学がお勧めですよ!
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敬語の問題を見たら「主語」に注目!
それではまた更新します!
東京校学科講師 太田