筋力を上げるメカニズムを知れば知るほど、要するに筋トレが最適!
こんにちは!福岡校体力講師の辻です。
筋力を上げるためには、上げるための方法があります。
今は情報が沢山あり、そんなこと知っている!という人も多いかもしれません。
ただ、案外、理解していない人も多いので、今回お伝えすることにしました。
筋力を上げるためのメカニズムとして、体の代謝経路から理解してみよう。
ちょっと難しい話になるかもしれませんが、できるだけ簡単にお伝えします。
筋肉を動かす為に、使う物質があります。
それは、ATPという物質。
アデノシン三リン酸という呼び方です。
このATPを使って筋肉を動かします。
筋肉に使うATPは、限りがあるんです。
なので、常にATPを合成しているんです。
合成に必要なのが、グリコーゲン、酸素や脂肪です。
有酸素運動は、酸素や脂肪を使うことで、ATPを生成し続けることができるので、長く運動ができるのです。
その代わり大きな力は発揮できません。
その逆は、無酸素運動。
筋トレやダッシュなど、短時間で限界を迎える運動のことを言います。
無酸素運動の場合は、酸素や脂肪が使えない。
使えないというより、酸素や脂肪を使う暇がないくらい激しい運動のことなのです。
無酸素運動は息を吸えない運動とか思っている人がいるみたいですが、息は吸えます(笑)
ただ、酸素を使う暇がないくらい激しい運動ということなのです。
その代わり大きな力を発揮させることができます。
筋肉の中に存在するATPは限りがあるので、強度が高いとATPがすぐ枯渇するので、長く動くことが不可能なのです。
ここまで理解した上で筋力について繋げていきます。
無酸素運動は大きな力を発揮させることができるので、筋力アップには無酸素運動を採用します。
要するに筋トレが最適ということです。
筋トレの反復回数で目安にすることもできますが、今回は時間で判断してみよう。
本当に強度が高い運動は、1秒~10秒以内で限界を迎えます。
要するに、1秒~10秒以内でATPが無くなるということ。
この1秒~10秒以内の運動が筋力を上げることに繋がってきます。
例えば、デッドリフトをやるとします。
デッドリフトを10回やるとして、10回までの時間が40秒かかったとしたら、時間がかかり過ぎなのです。
3回持ち上げて、手が負けて限界になったとします。
そこにかかった時間が、3秒だとします。
この方法は、筋力が上がる方法なのです。
艇学スクールでやるデッドリフトは、5回以上の反復はしません。
5回以内で限界を作るような負荷の設定をしています。
かなりの高重量を扱いますが、これが背筋力や握力を向上させます。
ひとつ注意点とすれば、スクワットの場合はこの方法は望ましくはありません。
なぜなら、ケガのリスクが高いからです。
5回以内で限界を迎える負荷でやると、ほぼ体幹が負けてつぶれてしまいます。
そうなると腰を痛めてしまうので、やめてください。
どうしても、この理論でやりたいならば、レッグプレスやレッグエクステンションのマシンでやりましょう。
今回の話をまとめると
筋力をあげるには1秒~10秒以内で限界を作ること。
反復回数は1回~5回まで。
多くても10回までの方法でやること。
これを踏まえれば、握力を強化したいならば、グリッパーは1回で限界を作ることが強化になります。
いくらグリッパーを100回しても握力は強くなりません。
100回できる持久力が身についただけです。
グーパーでも同じ。
長くグーパーしても握力はあがりません。
ただ、握力トレーニングの仕上げでやることはOKです。
艇学スクールではこの内容でトレーニングしているので、半年間でめちゃくちゃ強くなります。
合格者が多いのは、しっかりトレーニングをしているからです。
集団でトレーニングすることで、「俺も負けない!」とか「あいつには勝つ!」というようなモチベーションも上がるため、必然的にトレーニングの質が高まります。
これが艇学スクールのメリットでもあります。
高みを目指したい人はスクール通学はお勧めです♪
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では、今回、伝えたことを踏まえてトレーニングを頑張ってください。
それではまた更新します!
福岡校体力講師 辻