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国語:動詞の『活用の種類』でハマる意外な落とし穴?

こんにちは。艇学スクール東京校で学科講師を担当している太田です。

以前、文法の出題比率が上昇しているというお話をしました。そして、その中でも頻出の「単語区切り」問題の解法パターンも紹介しました。

読んでない方はこちらを参考にして下さい↓

http://scene-ex.jp/L2746/b6798/13311

文法は出題比率が高い上に苦手にしている人が多いので、これを克服できれば合格にグッと近づきますよ!

今日はその文法の中でも、やはり頻出の「動詞の活用の種類」についてのお話です。

早速質問です。

動詞の活用の種類は何種類あるでしょうか?

ここで3種類と答えた人、いませんか?

そう答えた人達の頭の中はおそらく

 五段活用(以下、五段)

 上一段活用(以下、上一)

 下一段活用(以下、下一)

の3つだと思いますが、大事なものを2つ忘れてますよね。

そうです。

 カ行変格活用(以下、カ変)

 サ行変格活用(以下、サ変)

合計5種類でしたね。

では、活用の種類の判別はどのようにするのでしょうか?

ちゃんと覚えていますか?

「ない」を付けてその直前の文字で判別すると答えた方、もちろん正しいんですが、実はその前に、最初にやるべきことがあります。

それは、、、

当たり前に思えるかもしれませんが、カ変とサ変の判別です。

でもこれ、実は意外とミスするポイントなんです。これをすっ飛ばして誤答する人が多いんです。何故かというと、、、

その前に

カ変とサ変の動詞を確認しておきましょう。

カ変は「来る」、サ変は「する」の一つずつしかありません。だから覚えるのも簡単!

皆さんはしっかり覚えてますよね。

但し、サ変の「する」については少し注意が必要で、「〇〇する」もお仲間で同じサ変になります。

例えば、「勉強する」や「旅行する」もサ変ということです。

そして、「ない」を付けてその直前の文字で判別する方法も復習しておきましょう!

具体例を書いていきますね。

・歩く→歩ない

きくけこ」→「」はあ段なので五段

・借りる→借ない

「らるれろ」「」はい段なので上一

・投げる→投ない

「がぎぐご」→「」はえ段なので下一

このように「ない」の直前の文字があ段、い段、え段のどれなのかで判別するんですが、

皆さんは大丈夫ですよね。

学科試験でも頻出ですから必ずマスターして下さいね。

ではここで問題です。

「無視する」の活用の種類はなんでしょう?

・・・

「無視する」に「ない」を付けると、「無視ない」だから、、、

」は「さすせそ」のい段だから、、、

分かった! 上一だ!

と答えた人いませんか?

実はこれが最初の方で書いたミスするポイントです。最初にやるべきことはカ変とサ変の判別でしたよね。これをすっ飛ばすと、こんな誤答をするわけです。

ない」を付ける前にカ変とサ変の判別をすると、、、

そうです。これは「〇〇する」のパターンで、サ変だと分かります。

つまり、正解はサ変です。

このカ変とサ変の判別をすっ飛ばして間違える人が意外に多いので、皆さん、本当に気を付けて下さいね。

もう一つ、ミスしやすいポイントをお話ししましょう。

例えば、「泳ぐ」の活用の種類を考えてみましょう。

カ変でもサ変でもないので、「ない」を付けて判別するのですが、、、

泳ぐ→泳ない

」はえ段なので下一

と答える人がいます。それも意外と多いんです。

どこかおかしいですよね?皆さんは分かりますか?

正解は

泳ぐ→泳ない

」はあ段なので五段

ですね。「泳ない」の場合、元の形は「泳げる」です。

「泳ぐ」と「泳げる」は別物で、「泳げる」は可能動詞といいます。

「登る」、「買う」なども同様に

登る→登ない

買う→買ない

として、どちらも下一と答える人がいますが、やはり間違い!

正しくは

登る→登ない

買う→買ない

となって、どちらも五段ですね。

やはり「登る」と「登れる」、「買う」と「買える」なども別物で、どちらも後者は可能動詞です。

可能動詞については機会があれば、ブログでも紹介しますね。

動詞の活用の種類は学科試験で頻出というだけでなく、文法の重要ポイント!しかもここをマスターしないと文法は先に進めません。

皆さん、しっかり復習して下さいね。

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文法をマスターしてライバルに差をつけて下さい!

それではまた更新します!

東京校学科講師 太田

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