たった2分!!両目のチームワークで適性力をつける方法
こんにちは、艇学スクール福岡校代表の土井です。
ボートレーサー試験には、視覚機能の測定がある事は、前にもお話しましたが、皆さんの左右の眼はバランスよくチームワークは取れていますか?
視力が良くても、2つの眼がバランスよく働いていないと、思わぬミスの可能性もありますよ!
両方の目でものを見る力のことを「両眼視機能」と言います。あるものを見ようとするとき、視線を見ようとする対象に向けることが必要です。見たいところにピントを合わせる(視線を向ける)ために、両眼の眼筋が微妙に調節して眼球を動かします。その時、両眼が協調してチームワーク良く働くと言う重要な眼の機能なのです。
スポーツでは、目まぐるしく状況が変化するなかで、遠くと近くを瞬時に切り替えることを行なっています。見たいところへピントを合わせる事や、動いているものにピントを合わせる事ができる事は、スポーツのパフォーマンスにも大きく影響を与える要因となります。
普段何気なく使っている両眼ですが、とても奥深いメカニズムで成り立っています。
「両眼視機能」には、【同時視】、【融像】、【立体視】があり、右の図の様なピラミッドで例えられます。
基礎的な機能として、【同時視】は、左右に映った映像を同時に脳へ伝える事が出来ることです。【融像】は、脳へ送られた左右の映像を、まとめて1つのものとして見る機能です。【立体視】は、右眼と左眼は左右に離れている為、わずかに角度のずれた映像を見ることになります。このズレをもとに脳の中で立体的な映像として感じ取る事です。
映画などの3D映像はこの原理を利用して立体的に見える様にしています。
この「両眼視機能」は、9歳前後にはほぼ大人と同じ機能が完成するということがわかっていますが、両眼が健康なら必ずうまく働くというわけでもありません。左右の見え方のバランスが崩れて、うまく機能しなくなる場合や自身では気が付かないレベルで低下する場合もあります。
そうならない為にも、効果的な2つの両眼視トレーニングをご紹介いたします。
【立体視3Dサークル】
① “◎◎”を目の前にくっつける様に持って来ます。
② まっすぐ遠くを眺めた状態のまま、ゆっくり離れていきます。
③ ゆっくり離しながら、左右の “◎” を ピッタリ合わせます。この時 “◎” が3つに見えればOKです。
④ ピッタリに合った真ん中の“◎”が立体的に見えれば立体視の成功です。
直ぐに出来ない方もいるかもしれませんが、①~④の手順を繰り返し挑戦して下さい。また、既に出来ると言う方は、どんな距離でも瞬時に立体視が出来るようにトレーニングすることもお勧めします。“トレーニング時間は2分間”です。
【両眼ストレッチ】
左右の眼のバランスを簡単にチェックも出来る方法でもありトレーニングにもなります。
まず写真の様に、目と目の間、顔の近く10cm程度のところに親指を立てます。その直線上に反対の腕を伸ばし親指を並べて下さい。
そして、遠くの親指を見ている時に、近くの親指が2本に分かれて見えるか確認します。次に、近くの親指を見ている時に、遠くの親指が2本に分かれて見えるかを確認しましょう。この時の眼の動きとしては、近くの親指を見るときは両眼を内方向に寄せる動きをしています。逆に、近くから遠くのものを見ようとするとき、両眼は外方向に向く動きになります。
両方の眼がバランスよく使えていない場合は、2本に見えるはずの親指が1本しか見えなかったり、2本の親指の像の濃さが左右で違っていたりする場合は、どちらかの眼がうまく機能していないと言う事になります。
もちろん、両眼がバランスよく使えていない場合は、この前後を繰り返しトレーニングして修正する必要がありますが、バランスよく見えている場合においても、日常的な両眼のストレッチとして取り組む事をお勧めします。“トレーニング時間は2分間”です。
ボートレーサー試験においては、「縦の動体視力」・「深視力」・「速度感覚」・「空間認知」・「距離感覚」など、殆どの適性試験項目の成績向上にも役立ちますし、より正確に把握することにも繋がります。
どうでしょうか?
言葉だけだと少し分かりづらくなりましたが、艇学が提供している「ボートレーサー試験完全攻略講座」には、さらに詳しく強力なトレーニング方法と、そのトレーニングツールが付属しています。
もちろん、艇学スクールでは習慣として取り組んでいますし、某有名ベテラン女子レーサーも選手宿舎で毎朝実践していると聞いています。
あなたも、両眼視トレーニングを実施して下さい!
それではまた更新致します!
福岡校代表 土井