Top > お知らせ > 艇学公式ブログ > 「視力が良くても目が良いわけではない!」

Informationお知らせ

艇学公式ブログ お知らせ

「視力が良くても目が良いわけではない!」

こんばんは、艇学スクール福岡校代表の土井です。
私の専門はスポーツビジョントレーニング(視覚機能トレーニング)なんです。
人の情報の90%は目からの情報になります。その目を鍛えることで動体視力を始め脳の活性化・判断力を上げることが出来ます!

ボートレーサーを目指す方は、視力0.8以上を満たしていれば受験資格としては問題ありません。また、レーシック手術等で1.0以上になったからもう大丈夫と安心している方も多いと思います。

「視力がよい」と「見えている」には大きな違いがありますよ!

視力検査は、ランドル環と呼ばれる小さな「C」がどこまで見えたかで測定することが出来ます。0.8以上の視力と測定される方は、普段の生活の中で見えにくいなどとあまり感じないと思います。

しかし、単なる視力検査の良し悪しではなく、目から入った情報を正しく脳で理解し、距離やスピードなどの必要な情報を正確に分析し取り入れる事が出来てはじめて「見えている」という事になります。この様な感覚の事を視覚(ビジョン)と呼びます。

視力よりも、むしろこの視覚能力のほうが重要な事であり、スポーツにおいても大きな影響を与えています。スポーツにおける目の機能を多角的にとらえ研究する機関の調査報告によれば、「スポーツビジョン測定」において、優れたスポーツ選手は優れたスポーツビジョンを持っていると報告されています。

その為、この視覚能力(スポーツビジョン)の一部がボートレーサー適性試験として採用されているのではないでしょうか!

視覚能力(スポーツビジョン)は、個人差が大きい事も特徴ですが、スポーツビジョントレーニングは、米国では60年以上の歴史をもつトレーニングです。様々なツールを使い「眼」をトレーニングするわけですが、【感覚機能・運動機能・情報処理機能】この3つの要素がうまくかみ合って機能する「目」を育てる事で、年齢などに関係なく向上して行くものなのです!
同時に脳機能をトレーニングしている事にも繋がります!

本校では、スポーツビジョントレーニングに取り組んでします!
しかし、それは試験の為ではなく、「視覚→認知→行動」すなわち見て・考えて・実行するというプロセスは、スポーツの場面で常に影響を及ぼしています。これらをトレーニングすることで、スポーツパフォーマンスを高めて行くことが必要だと考えているからです。

だから、艇学スクール生には優秀な選手が多いのかもしれませんね(^^)
あなたがボートレーサーとして活躍する事を目指しているのであれば、次のスポーツビジョントレーニングに取り組んで見てください。


〈ナンバータッチトレーニング〉
このトレーニングでは、眼球をしっかり動かすことで、目の筋肉を鍛え、動きのコントロール能力を向上できるだけでなく、広い視野の確保や瞬間的に情報をキャッチする瞬間視など、複合的にスポーツビジョン能力を向上できるトレーニングです。

1)100均一ショップなどで売っているマグネットシートを適当な大きさに切って、数字を書きます。※目安は30程度

2)数字マグネットを張り付ける事が出来る場所(冷蔵庫など)へランダムに並べて下さい。これで準備はOKです。

3)キッチンタイマーやスマホのタイマーを1分にセットしてトレーニングスタート!

4)1から順番に数字を探して指でタッチして行きます。

5)数字を探すときは、顔を動かさずに目を動かすように意識して、出来るだけ広い範囲を眼で捉えることが出来るようにしましょう!

6)1分間にいくつまで探せたかを記録して行って下さい。すべて探せた場合は、数字を増やして行くとレベルアップして行く事になります。

これがナンバータッチトレーニングの基本的なやり方です。
数字の大きさや範囲の広さなどの違いで難易度は変化します。
あなたの目は「見えている」のかどうなのか?
皆さんも1分間でいくつ探せるか挑戦してみて下さい!

カテゴリー

アーカイブ