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「本番のプレッシャーを軽減するメンタルマネジメント手法」

こんにちは、
艇学スクール福岡校のメンタル講義を担当する
メンタルコーチ池です。

ボートレーサー養成訓練入所の1次試験が
迫ってきましたね!

受講が初回の方は
はじめてだからこそ感じる緊張感を、
二度目以上の方は
複数回だからこそ感じる緊張感を
じわじわと感じていることだと思います。

ちなみにですが、
あなたは試験前や試合前の
プレッシャーに強いと感じますか?

この本番での緊張やプレッシャーを
どうにかしたいという相談はとても多いです。

日常的にもSNSを通して多くのスポーツ選手
からご質問、ご相談を多いときでは
一日に数件、受けます。

ゴルファー、陸上選手、テニス選手、野球選手、バドミントン選手、
プロボーラー、サッカー選手、格闘技の選手、、、

実際の相談はこのようなものです。

・大事な場面でミスをしてしまう
・プレッシャーに弱い気がする
・重要な試合になるとパフォーマンスが出せない
・どうすれば緊張をほぐせるのか

というような一言で言えば
「感情コントロールがうまくいかない」
ということです。

今日はこの部分で参考になるような
お話ができればと思います。

まず理解すべきこととして、

私たちは「重要だと認識する行動」を
とるときは基本的に緊張するという事実です。

□勝てば〇〇、負ければ△△という試合
(勝てば全国、負ければ降格など)

□重要なワンプレー

□入学試験・就職試験での面接

□目上の人や自分よりレベルの高い人に
はじめて会って話しをするとき

このようにあなたが
「重要だと認識する行動」
を取るとき緊張・プレッシャーは
大きくなるのです。

しかし、そのような場面でも
あわてずにいつも通りの心理状態で
行動(プレー)することができる人もいます。

できない自分からしたら不思議ですよね?
私もプレッシャーを感じるタイプだったので
とても分かります。

あわてずにいつも通りの心理状態で
行動(プレー)することができる人は
どのようにして感情をコントロール
できてしまっているのでしょうか?

1つの答えは「ニュートラル」です。

プレッシャーをプレッシャーと感じていない人は
常に「ニュートラル」に自分を保っています。

ニュートラルの意味は
「いずれにも偏らない様子、中立的であること、
中間的であること」です。

今の自分は自分以下でも自分以上でもない
ということを認めている状態、

それが心理的にいう「ニュートラル」です。
要はかざっていない状態ですね。

例えば、試験前や面接前、
当然合格したいので
ニュートラルではなくなるという学生さんがいたとします。

・混乱したらどうしよう…
・また前の試験(面接)みたいに
ミスしたら…
・もし、受からなかったら…
・苦手な部分が出たらどうしよう…
・もう少し勉強しておけば良かった…

と思ってしまう。

その思考はわかるのですが
本質は

「やってきた勉強を信じて
ひとつひとつ問題を集中してとく」

「面接の準備を信じて質問されたことに
対して自分らしく答えるこに集中する」

というように「今」にフォーカスすることです。

過去のミスや
未来の不安や
他人の評価

それは自分のコントロール外ですし、
そこにフォーカスすると
「今」の集中を邪魔してしまいます。

過去のミスを消すことも
未来の結果を予言することも
他人の性格などをかえることも
できません。

「今」自分ができることに目を向け、
ただ、ただ、ニュートラルにいく。

自分らしく、思い切りチャレンジして
ミスしたら、それはしょうがないですよね?

日本サッカー界のレジェンドである
中田英寿氏はある対談で
次のようなことを言っていました。

インタビューアー:
「ワールドカップの最終予選での
プレッシャーはすさまじかったのでは
ないでしょうか?」

中田氏:
「いや、なかったですね~
勝ったらどうとか、負けたらどうとか
試合前に考えてもわかりませんからね(笑)
考えてもしょうがないことは考えませんよ。
だから、緊張はしなかったですね。」

「ニュートラル」とはまさしく
このような状態ですね。

もちろん、今日の記事を見たから
いきなりニュートラルにはなれない
かもしれません。

しかし、「ニュートラル」を意識することで
いつもよりプレッシャーや緊張に
対処できることが増えるはずです。

ぜひ、少しでも「ニュートラルな自分」で
本番にのぞんでくださいね。

かざることなく、自分らしく
今できることにフォーカスする。

これですね!

ぜひ最後までやり切って
最高の準備のもと本番へ向かいましょう♪

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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