ボートレーサー試験の1次試験(学科)の傾向と対策

学科試験は国語、数学、理科、社会の4科目で行なわれ、各科目15問ずつ。4択のマークシート形式です。(121期試験から)
制限時間は60分。4科目の試験問題が一気に配れるのでどの科目の問題から行なっても大丈夫です。

難易度は高校入試程度と公表されていますが、最近の試験は難易度が下がっているため、中学の期末テスト程度と考えておいた方がよいです。
113期から115期までは難問はほとんど出題されず、徐々に問題が易しくなっている傾向がありましたが、116期には難易度が上がりました。
その後117期以降も易しくなってきています。満点を取る受験生も多数続出しているので、1点が命取りになるともいえます。

         

この試験で注目すべき点は、2点あります。
1点目は、試験の時間配分です。
この学科試験は、制限時間が60分の中で60問を解かなければいけません。
1問当たり、約1分で解く計算となります。つまり、1問当たり解く時間が短いのです。
よって時間配分に気をつける必要性があります。しっかりと時間を確認しながら試験問題を解くことをオススメします。
つまり、あまり時間をかけない暗記分野が多く出るということです。理解を必要とする分野はほとんどでません。
2点目は、4択式のマークシートということです。
4択のマークシートなので、選択肢に正解が載っています。筆記試験は一つもないので、答えを引き出すのは比較的に簡単になります。
特に数学の問題などは、答えからの逆算で解答に結びつける方法が非常に有効になることが多いです。
また、選択肢が4択なので、分からなくても正答率は0でなく、1/4つまり25%の確率で正解するのです。
だから、分からなかったとして、必ずマークシートへの記入をするようにして下さい。

ボートレーサー試験の学科は主に暗記分野の問題が出る傾向がありますが、国語はそれが顕著で、思考する問題は出ません。
また、出題傾向として偏りがあり、分野によって出る出ないがはっきりと分かれています。

主な出題分野として、漢字の書き、慣用句、ことわざ、故事成語、四字熟語、熟語の構成、語句の知識、品詞、ことばの単位、文の組み立て、技法、敬語、詩、俳句、短歌、和歌、文学史などがあります。

ほぼ全ての問題が暗記しているかどうかの問題なので、できるだけ多く暗記していた方が有利になります。
暗記分野はキリがないですが、なるべく試験傾向を絞り込みをして暗記することをオススメします。
113期以降は非常に簡単な問題が出ているので、満点必須です。
また、徐々に難易度が上がっているので、要注意の科目です。

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ボートレーサー試験の学科試験では数学が一番難易度が高い期が多いです。
しかし、数学も国語と同様で出る分野と出ない分野がはっきりと分かれています。

主な出題分野として、数と式の計算、一次・連立・二次方程式、方程式の応用(文章題)、不等式、比例・反比例、一次関数、関数と直線、関数と図形、場合の数、確率、平面図形・空間図形の角度・長さ・面積体積などがあります。
特に、方程式の応用で、「食塩水問題」と「距離と時間」と「簡単なxを使って解く問題」が非常に多く出題されています。基礎的な計算力も必須です。
期によっては、難問が1問〜2問出て、思考する問題も出題されます。
しかし、113期以降はほぼ難問もなくなり、満点が取れる試験になりつつあります。
解法がほとんど同じようなものなので、ボートレーサー試験の出題傾向に慣れる対策が最も有効となります。

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ボートレーサー試験の理科の分野は、どの分野からもまんべんなく出題されます。
しかし、昔から難問と思われる問題もないので、比較的楽な試験となります。

主な出題分野として、光と音、力と圧力、気体の発生と性質、水溶液、物質の性質と状態変化、電流、オームの法則、化学変化、物質の質量、力学的エネルギー、水溶液とイオン、植物の体のつくりとはたらき、火山と地震、地震の重なりと広がり、動物の体の作りとはたらき、動物の種類と進化、気象観測・雲や霧の発生、天気の変化・日本気象、天体の動きと地球の自転・公転、太陽系と惑星・恒星、自然と人間などがあります。

非常に分野が広いところから出題されますが、広く浅くの学習で十分に対応できます。
問題の癖もなく、簡単に解ける問題が多いので、基本的な内容を押さえておくと良い。
また、計算問題も基本的な公式を覚えているだけで解ける問題がほとんどなので、しっかりと公式を頭に入れておくことが重要です。
近年の試験傾向からいうと、満点も取れる問題が出ています。

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ボートレーサー試験の社会の問題は、理科と同じで、どの分野からもまんべんなく出題されます。

主な出題分野として、世界・日本の地域構成、身近な地域や都道府県の特色・調査、県庁所在地、世界の国々の特色、古代までの日本、中世の日本、近世の日本とヨーロッパ、近代日本のあゆみと国際関係、第1次世界大戦、第2次世界大戦,現代の日本と世界、現代社会のわたしたちの生活、わたしたちの生活と民主政治、わたしたちの生活と経済、世界平和と人類の福祉の増大などです。
また、時事問題のような基礎問題が出る期もまれにあります。

このようにまんべく広い分野で出題されますが、最近だと公民的要素が強いものがより多く出題される傾向にあります。
特に政治に関する問題などが例年多いです。
また、国連に関する問題で多いアルファベットの問題(WTO,IMF、NGOなど)が非常に頻繁に出てきています。
過去に出題された問題が出ることも多いのが社会の特徴でもあります。
前は難問が1問〜2問は出ていましたが、113期以降はほぼ難問もなく満点を取れる問題が出ています。

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