こんにちは。艇学スクール福岡校で人物試験対策講師をしている栗原です。
今回は、作文試験と面接試験に必要な自己分析についてお話しします。
ボートレーサー試験の二次・三次試験の対策には、自己分析が不可欠です。
なぜならば、作文を書いたり、面接の場で自分のことを伝えたりするために誰もが自分自身のことを整理整頓しておく必要があるからです。
自分自身の材料(ネタ)がなければ、自分のことについていきなり文章を書いたり、話したりすることはできません。
これまでの受験生の中には、自己分析をしないまま二次・三次試験に臨み、作文を書けなかったり、面接で自分のことを上手く話せなかったたりしたために不合格になった受験生がたくさんいます。
中には、「作文が書けるかどうか心配」「面接で何を話して良いのか分からない」などの理由ために不安になりすぎて、二次試験で力を発揮できなかった受験生もいました。
しかし、苦い思いをした後に自分のやるべきことを考え、次の期を受験する前に自己分析をきちんとやって合格した受験生が多くいるのも事実です。
自己分析で必要なことは、自分らしさを発見することです。
例えば、「負けず嫌い」はどうでしょう?
自分は「負けず嫌いだ」と伝えようとしても、はたしてボートレーサー受験生の中に負けず嫌いでない人がいるでしょうか?
ボートレーサーになるには「負けず嫌い」は必須条件ですから、そこをことさら強調するよりも、もっと自分らしいところを探して自分自身の材料にするべきです。
「自分らしさ」を発見するためには、自分の歴史を振り返り、これまでに何を考え、何をやってきたのかを思い出し、専用のノートに書き込んでいくことが大切です(中学校1年生からで構いません)。
アピールポイントありきで(周りの人に合わせたり、格好良い言葉を使ったり、過去の合格者の真似をしたりしてしまって)過去の経験を振り返り、それに自分を当てはめるような方法は取らないでください。こじつけや矛盾だらけになってしまいます。
また、自分の歴史を振り返ったときに、思いや考えだけを優先させるのではなく、経験談や体験談などの事実を優先させてください。
思いや考えだけを伝えるだけでは相手が納得してくれませんので、経験談や体験談を伝えて相手に納得してもらう必要があります。
例えば、「養成所の訓練に耐えられますか?」という質問に対して、「誰にも負けない情熱は人一倍ありますので」や「ボートレーサーになりたいという気持ちは誰にも負けません」と言ってみたところで相手は納得してくれません。
相手に納得してもらうためには、「過去に苦労したことや困難だったこと、悔しくてたまらなかったことなどを、どのようにして乗り越えたのか」という経験談が必要になります。
相手に納得してもらうには事実が大事です。
自己分析をして、自分はどのような人間なのかをまとめてください。
自分の長所や短所は何なのか?
これまでにどのような考えを持って行動し、どのような経験をしてきたのか?
何を考えて現在を生きていて、将来どのようにしたいのか(なりたいのか)?
このようなことをしっかりとまとめ、不安を持ったり心配したりせずに、力が十分発揮できるようにして試験に臨み、作文や面接に活かして合格を勝ち取ってください。
ボートレーサーになるため…
いいえ!
トップアスリートになるためには自己分析が不可欠です !!